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この本は5人で書きましたが、代表で挨拶いたします。飯田市歴史研究所は飯田市が設置し、発足から5年目を迎えるところです。新しい地域社会文化を創造することを目的としています。
飯田下伊那は最も多くの満州移民を送りだした地域です。8,300を超える数は当時の住民の4.4%をしめるものでした。しかし、1945年、ソ連軍の侵攻と敗戦の混乱の中で多くの方々が犠牲になりました。特に飯田下伊那の場合には農業移民として送りだされた半数が犠牲になりました。帰国できなくて中国に残った方も多く、今もこの辛い記憶を抱えたまま暮らしておられます。
この記憶を日本の現代史の中に位置付けたい。また、中国との関係の中で新たに満州移民を捉えなおしたい、こういう思いからこの企画が出てきました。
同じ飯田下伊那の中で、移民が比較的多かったところ、少なかったところ、集団自決で全滅に近いところがあります。村々によって違いがある。それは何なのだろうか? それを知りたくて、体験された方々の語りに耳を傾けたのです。その平和への思いを若い人たちにも知っていただきたいと思います。
この賞をいただき、多くの方々にこの本を知っていただけたとありがたく思っております。 |
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